2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧
7 ――それでも、オビトもそのことには気付いていたのだ。 己を縛るすべての柵から解放され、有限の身を離れたオビトは、果て無く続くと思われる平地をリンと共に歩いていたが、やがてその足を止めた。 ――足が、重い。 (…………) 「オビト?」 オビトの手を取り…
4 暗闇に沈む石畳の通路を、銀色の風が音もなく疾走していく。そのすぐ隣を四本足の小さな影が並走していた。 通路を照らす灯火などは全くなかったので、カカシは光量をぎりぎりまで絞った携帯用ライトを右手に掲げている。あまりに明るくして見晴しをよくし…
■Original setting & consideration of Tenzou■ 2016/03/17 ※年齢に関しては大体この程度、な感じです。時系列などは他のナルトファンの方々の作られた詳細年表を参考にしているところもあります(データ系の『~の書』関連は読んでいないので)。矛盾点を見…
◆2016年◆ (03/28) n美さん、pixivではいつも拙作品を見て頂きありがとうございます。こちらにもいらして頂きまして本当にありがとうございました!キチェスなテンゾウに同意して頂き、他作品へのもったいないお言葉、とてもとても嬉しいです(^^)。「それ…
◆2018年◆↑新↓旧 (8/9)遺伝子シリーズに『Silent Spring(4)』をアップ。 ◆2017年◆↑新↓旧 (9/18)kakashiシリーズに『それをきっとひとは幸せと呼ぶのだろう。』をアップ。 (7/10)遺伝子シリーズに『Rebellion against genes』をアップ。 (6/22)遺伝子シリ…
ご訪問ありがとうございます。 拙い作品群ではありますが、感想など頂けますと大変うれしく思います。 頂いたコメントへは、よりよい形が見つかりますまでこちらのページでお返事させて頂きますm(__)m
(表紙協力:ぼろめがね様) ―――……シ! ――――バカカシ! おい、いつまで寝てんだ、早く起きろ!! 1 飛び込んできたその声は、午睡を貪っていたカカシの脳を直接震わせるような衝撃で、たまらずカカシは、ばちっと目を開けた。 ぼやけた視界に最初に見えてき…
※※今回はお題やネタをメモするのを忘れてしまったものが多いです※※ ■里を抜けたと聞いた時、胸を貫いた感覚の名をあの時のオレは知らなかった。唯一無二の木遁の術者を他国に渡す訳には行かず、追忍としてかつて教育係だったオレが選ばれた。だが、逃走する…
1:My name,Your name 名前の話。テンカカベースでサイいの要素あり。サイ視点。 『テンゾウ』と『ヤマト』の名前はどこから来たか(むろん捏造)。
名前というものに価値を見出したことはなかった。 それは単に個体識別をするための手段もしくは道具に過ぎず、任務ごとに与えられ、そして任務が終われば、また新たなモノが支給される。その名を名乗る期間もまちまちで、一日しか使わないこともあるし、長け…